なぜ人は、15分の退屈より電気ショックを選んだのか【行動経済学×心理学】
思考の解剖室
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なぜ人は、15分の退屈より電気ショックを選んだのか【行動経済学×心理学】
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連絡は一瞬で届き、資料は機械が数分で書く。
それなのに、浮いたはずの時間は、どこにも残っていない。
1930年、経済学者ケインズは「2030年、人類は週15時間しか働かなくなる」と予言しました。
道具は予言どおり速くなりました。外れたのは、ただ一つ。私たちの暇です。
それは、あなたの要領が悪いからではありません。
道具が速くなるほど、空いた時間が「基準」「競争」「自分」の3つの手で埋められていく。
この世界には、そういう仕組みがあります。
今夜は、洗濯機・道路・赤の女王・電気ショックの実験から、暇が消える構造を解剖し、
その空白を守るための「摩擦」の置き方までを考えます。
▼ 目次
0:00 2030年の予言 ── 洗濯機は家事を増やした
2:13 第一章 基準は、上がる(パーキンソンの法則・AIと80点)
4:14 第二章 赤の女王(スタジアムの例え・社会の加速)
6:19 第三章 何もしない、が怖い(電気ショックの実験・疲労社会)
8:37 第四章 摩擦を、置く(ストックホルムの通行料・つながらない権利・デフォルト・モード・ネットワーク)
10:40 エピローグ 暇の在処 ── 三つの手と、三つの処方
12:21 ケインズの、もう一つの予言
13:17 次回予告
▼ 参考文献
J. M. Keynes (1930) Economic Possibilities for our Grandchildren
J. Vanek (1974) Time Spent in Housework. Scientific American
R. S. Cowan (1983) More Work for Mother
C. N. Parkinson (1955) Parkinson's Law. The Economist
L. Van Valen (1973) A New Evolutionary Law. Evolutionary Theory
G. Duranton & M. A. Turner (2011) The Fundamental Law of Road Congestion. American Economic Review
H. Rosa『加速する社会』
T. D. Wilson et al. (2014) Just think: The challenges of the disengaged mind. Science
Byung-Chul Han『疲労社会』
Stockholm congestion tax trial (2006)
仏 労働法(2017年施行)つながらない権利
M. E. Raichle et al. (2001) A default mode of brain function. PNAS
BGM:甘茶の音楽工房「孤独とささやき」
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