【源氏物語】我が子を「紫の上の娘」にされた母――明石の君が失った八年
夜ばなし文庫
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【源氏物語】我が子を「紫の上の娘」にされた母――明石の君が失った八年
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雪の残る大堰の家で、幼い娘が母の袖を引きます。迎えの車に母は乗りません。明石の君はなぜ娘を手放し、その後の暮らしで何を失ったのか。『源氏物語』の「薄雲」から「若菜下」までをたどります。周囲に押し切られた母と読むだけではなく、最後まで迷いながら自分で決めたとも読める点に注目します。ただし、その選択は、母の身分が娘の将来を左右する物語世界の中でのものでした。明石の入道の期待、初音の歌の贈答、裳着への不参列、入内による後見の交代をつなぎ、娘の栄達と母がともに過ごせなかった日々を見つめます。母子の便りは途絶えておらず、別れを忘却の物語にはしません。主な参考は『源氏物語』「薄雲」「初音」「藤裏葉」「若菜上」「若菜下」、斉藤みすず「『源氏物語』明石君物語試論」。原作内の出来事と後世の解釈を分けて語ります。
【目次】
0:00 序
3:14 第一章 父が託した明石の家
10:48 第二章 春の町へ届く初音
17:10 結
■ 源氏物語を物語の順にたどる
• 源氏物語 光源氏と女君たち(物語の順)
■ あわせてどうぞ
・娘を託された側から:【源氏物語】紫の上が最後まで手にできなかったもの • 【源氏物語】紫の上が最後まで手にできなかったもの
・光源氏の生涯をたどる:【源氏物語】光源氏が最後に失ったもの • 【源氏物語】光源氏が最後に失ったもの
AI音声・再現イラストを使用しています