Перейти к содержимому

Cold In Hand Blues - 1925 January 14 - Louis Armstrong

Masaichi Higuchi

0:00 / 0:00

Cold In Hand Blues - 1925 January 14 - Louis Armstrong

66 просмотров · 3 нед. назад
Masaichi Higuchi
26 подписчиков
66 просмотров · 3 нед. назад
LOUIS ARMSTRONG Collections  No.299 Cold In Hand Blues BESSIE SMITH Bessie Smith (v), Louis Armstrong (c), Fred Longshaw (p) Bessie Smith, vocal, accompanied by Louis Armstrong, cornet, and Fred Longshaw, piano. - New York, N.Y. January 14, 1925 Matrix No. : 140250 Photo : PARLOPHONE R.2344 Original : COLUMBIA 14064-D “Cold In Hand Blues” のタイトルの意味 現代英語だけから直訳すると少し分かりにくい表現です。cold in hand は1920年代のブルースで使われた俗語で、「手元に金がない」「一文無しである」「金欠になっている」という意味でした。ブルース語彙研究でも “Penniless” と説明されています。また近年のブルース語彙解説でも「金がない、無一文」という意味として扱われています。したがって、Cold In Hand Bluesを自然な日本語にするなら、「一文無しのブルース」「懐が寒いブルース」くらいになります。 この歌では単なる貧乏話ではありません。「男は毎日一生懸命働いているのに、給料を使い果たしてしまい、自分には何も残してくれない」という男女関係の不満がタイトルに重ねられています。 曲のストーリー 主人公の女性には、働き者の男がいます。男は毎日一生懸命働きます。ところが給料日になると、その金を使ってしまう。女性からすれば、「こんなに働いているのに、どうして私との生活には何も残らないの?」という状態です。彼女は男に優しく接しようとしてきました。しかし男の愛情まで失われてしまったように感じます。そして最後には、「もう別の男を探す」というところまで決心します。つまりこれは単なる「お金がない」という歌ではなく、金銭問題 → 愛情の冷却 → 男女関係の崩壊 → 女性が自分で決断するというストーリーになっています。 Bessie Smithのブルースによくある、悲しみを歌いながらも最後には女性自身の強さを示すタイプの作品です。 曲のスタイル 基本的には1920年代のClassic Female Blues / Classic Bluesです。 しかしこの録音は、Bessie Smithの声、Armstrongのcornet、Longshawのpianoによる三者の会話として聴くことができ、普通のブルース伴奏と違うのは、編成が非常に小さいことです。 演奏の背景 January 14, 1925 に、Bessie SmithとLouis ArmstrongはNew Yorkで録音しました。 大切なのは、Bessie SmithとArmstrongの関係です。 Armstrongは歌手の後ろで単に伴奏しているわけではありません。Bessieが歌う。Armstrongがそれに短いフレーズで答える。Bessieが次の言葉を歌う。Armstrongが別のニュアンスで返答する。という、いわゆる call and response(呼びかけと応答) が生まれます。「Bessie SmithとLouis Armstrongが、声とコルネットで会話している」と思って聴くと非常に分かりやすい録音です。 聴きどころ 特徴はLouis Armstrongです。 このセッションではArmstrongは曲ごとに楽器の音色を変えています。“Cold In Hand Blues”では、初めの部分から wah-wah 的なニュアンスを使った非常に簡潔なフレーズを入れています。 Armstrongは、「自分がどれだけ速く吹けるか」を見せようとしていません。むしろBessieの歌の意味を聞きながら、必要な場所に必要な音だけを置くという演奏です。これは後のジャズ伴奏にとって非常に重要な考え方になります。 そしてBessie Smithも強烈です。彼女は単に楽譜通りにメロディを歌っているようには聞こえません。Longshawのピアノがブルースの骨格を支え、Armstrongが隙間に入ります。 Bessieの歌 → Armstrongの返答 → Bessieの次のフレーズという受け渡しです。 3人しかいないため、そのやり取りが非常によく聞こえます。 個人的数値評価は 技巧度:17 / 20 作曲・編集の複雑性:14 / 20 表現力:20 / 20 演奏者間の相互作用:20 / 20 歴史的重要性:19 / 20  総合評価:90 / 100 非常に単純な素材を、Bessie Smith、Louis Armstrong、Fred Longshawという3人が最高水準の表現へ持っていった録音です。 参考資料 Brian Rust, Jazz and Ragtime Records (1897–1942), 6th Edition Chat GTP