なぜ、周りが残っていると、仕事が終わっても帰れないのか【労働経済学】
組織の観測室
0:00 / 0:00
なぜ、周りが残っていると、仕事が終わっても帰れないのか【労働経済学】
243 просмотра · 6 дн. назад
組織の観測室
718 подписчиков
243 просмотра · 6 дн. назад
定時 帰れない/周りが残っている 帰りにくい/付き合い残業 仕事終わっても
仕事が終わっているのに、周りが残っていて帰れない人へ。日本の会社からイギリスとドイツの支店へ転勤した日本人の管理職344人の記録では、景気や仕事の量の変化などをそろえても、週に働く時間が4%あまり減っていました。景気の影響を取り除いた見積もりでは、仕事の時間の8割を現地の人と過ごす人は約10.7%減っていました(黒田・山本、2013年)。日本の会社員6,000人の記録でも、残業時間をいちばん増やしていた職場の特徴は「周りの人が働いていると帰りにくい雰囲気」でした(パーソル総合研究所×中原淳、2018年)。
【目次】
00:00 水曜の午後7時、仕事は終わっているのに帰れない
01:17 同じ人が、ヨーロッパへ移ると、働く時間が減った
04:12 現地の人と過ごす時間が長い人ほど、働く時間が大きく減った
06:39 「人が残っていると帰りにくいか」の答えも、移ってから変わった
09:22 日本の職場でも、帰りにくさが残業をいちばん増やしていた
11:27 日本の同じ職場の中で比べた記録は、まだない
13:05 帰れないのは、気が弱いからではない
【参考文献】
・Kuroda, S., & Yamamoto, I. (2013). Do peers affect determination of work hours? Evidence based on unique employee data from global Japanese firms in Europe. Journal of Labor Research, 34(3), 359-388. DOI 10.1007/s12122-013-9164-2(本文は ISS Discussion Paper F-155「What determines work hours?: who you work with or where you work?」2011年3月 で確認)
・パーソル総合研究所・中原淳「希望の残業学プロジェクト」会社員6,000人を対象とした残業実態調査(2018年2月8日発表)/小林祐児「職場の残業発生メカニズム──残業習慣の『組織学習』を解除せよ」(パーソル総合研究所 調査・研究コラム、2018年12月13日)。コラムの出所: パーソル総合研究所・中原淳(2017-2018)「長時間労働に関する実態調査(第一回・第二回共通)」
【帰属の断り】
※ 黒田・山本の数値は2011年の討議用の版(ISS Discussion Paper F-155)の本文で確認したもので、2013年の刊行版の数値とは照合していません。記録はヨーロッパへ移った人の変化で、日本の同じ職場の中で比べたものではありません。「仕事が終わっていたか」は測っておらず、仕事の量の増減を尋ねてそろえています。著者は、働く時間が減ったのは周りの影響によるのかもしれない(possibly because of peer influence)と書いています。
※ パーソル総合研究所×中原淳の内容は公開された発表文とコラムの範囲で紹介しています。20代と50代の1.7〜1.9倍と、部下を持つ人の残業時間と部下の帰りにくさの記述は2018年12月のコラムの値で、コラムの調査は2回(2017年9月・2018年3月、各6,000人の別標本)です。帰りにくいと答えた人の割合と設問の文言は公開資料に無く、確かめていません。黒田・山本の比べ方では、仕事の量のほか、根回しに声をかける人数と働く時間の決まりの変化もそろえています。
※ 日本人の管理職が周りの働き方を変えるか(逆の向き)は、どちらの記録も測っていません。「部下にとっての周りはあなたかもしれない」は制作者の読みです。終盤の手順(時計を見て、週に一回その時刻のまま席を立つ・部下の前で先に帰る)は制作者の勧めで、効果を測った記録はありません。冒頭の場面とロンドンの場面は創作です。コメントは公開されている投稿の一部を要約しています。
※ ナレーションは音声合成を使用しています。
#仕事 #労働経済学 #残業