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実在した『小公女』、女学校の屋根裏で暮らしたメイド

名もなき人々の歴史

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実在した『小公女』、女学校の屋根裏で暮らしたメイド

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名もなき人々の歴史
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『小公女』のセーラは、屋根裏で暮らしながら働きました。では、現実の女学校の屋根裏には、誰がいたのか。1880年代のロンドン、寄宿生が20人に満たない小さな私立の女学校で、料理人やメイドと働く14歳の少女。新しい生徒が着く冬の一日を、国勢調査や当時の記録からたどります。物語の最初の版にはベッキーがいなかった、という話から始めます。 *チャプター* `0:00` 『小公女』のベッキーは、最初の版にいなかった `4:01` 朝5時半 ── 14歳の少女の一日 `9:44` 霧の夕方、新入生が着く ──「私と同じね」 `11:58` 夜、自分の箱 ── 屋根裏の少女は、落ちてきたのではなかった *参考文献* Frances Hodgson Burnett『A Little Princess』(1905)── ベッキーの年齢(14歳だが12歳に見える、第5章)、屋根裏、物語の場面の比較(第1・7・8章ほか)(Project Gutenberg #146/lit2go の章ごとの要約経由) 英語版Wikipedia「Sara Crewe」── 1888年の短い物語『Sara Crewe』(St. Nicholas 誌連載、同年単行本)にベッキーが登場しないこと Internet Archive 所蔵の『Sara Crewe』1888年版本文 ── ベッキー・皿洗いのメイドの言及がないことの確認 英語版Wikipedia「A Little Princess」── 1902年の舞台『A Little Un-fairy Princess』でのベッキーの初登場、1905年の長編で人物を足したという作者の発言(Albert Shaw の1905年の書評が出典とされる) 日本語版Wikipedia「小公女セーラ」── 1985年のテレビアニメ(世界名作劇場) Cartmel Peninsula の学校史(郷土史の国勢調査集計、PDF)── 私立女学校の寄宿生の数(1871年の学校で18人、1881年の別の学校で7人)、使用人が料理人とメイドなど2人の例、1871年の「classroom maid(教室付きメイド)」の肩書き Bowdon(チェシャー)1851年の国勢調査にもとづく郷土史 ── 姉妹が営む学校の寄宿生9人と使用人2人 Victoria County History『A History of the County of Middlesex』第1巻(教育)・第12巻(チェルシー)── 1871年のチェルシーの生計のための個人の学校30校と、その大半が生徒30人未満・教室1部屋ほどだったこと、女性が営む学校、女学校の評価(british-history.ac.uk) Schools Inquiry Commission(Taunton委員会)報告書(1868)の序文 ── 女子は家庭か、学校と呼べないほど小さな学校で教えられることが男子よりずっと多い(education-uk.org の転載経由) History of Wandsworth Common「Royal Masonic Institution for Girls」(PDF)── ワンズワースのフリーメイソン会員の娘のための慈善寄宿学校(1845〜95年)の起床(冬7時)と生徒の昼食(1時) Isabella Beeton『Book of Household Management』(1861)── 雑役メイドの仕事(火おこし、靴磨き、石段の掃除、皿洗い)(Project Gutenberg #10136) 英語版Wikipedia「Hannah Cullwick」── 1850年代〜70年代のメイドの日記(17冊)、長い一日の仕事の紹介 All the Year Round(1862〜63年ごろ)── 救貧院から使用人として雇われた14歳の少女と、衣服も買えない賃金(Dickens Journals Online〔djo.org.uk〕経由) British Weekly Commissioners『Toilers in London; or, Inquiries Concerning Female Labour in the Metropolis』(1889)── ロンドンの下宿屋で働く14歳の少女が台所で寝て、ベッドを戸棚にしまっていたこと、メイドの手紙(「お祈りの時間まで震えて座り、冷たい足でベッドに入る」)(victorianlondon.org の転記経由) National Trust の使用人の暮らしの解説 ── 使用人の寝室が屋根裏や地下に置かれ、暖炉がほとんどなかったこと *ハッシュタグ* ``` #歴史 #世界史 #歴史解説 #小公女 #小公女セーラ #ヴィクトリア朝 #イギリス #ロンドン #メイド #使用人 #寄宿学校 #1880年代 #女性の歴史 #名もなき人々の歴史 ```