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令嬢付き侍女、舞踏会の長い1日。

名もなき人々の歴史

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令嬢付き侍女、舞踏会の長い1日。

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名もなき人々の歴史
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令嬢が帰るまで、侍女は寝てはいけない。19世紀末から1900年ごろのイギリスの手引書には、そう読める決まりがありました。では、令嬢付きの侍女は、本当に眠れなかったのか。当時の手引書と、首相グラッドストンの家で働いた侍女Auguste Schlüterの日記を手がかりに、夜会の夜と翌朝、そして侍女の立場をたどります。 ── チャプター 0:00 令嬢が帰るまで寝てはいけない ── 手引書の決まり 3:00 夕方、晩餐の支度 ── 令嬢を送り出す 7:13 令嬢が帰る夜 ── 「自分が休む前に」 11:23 彼女の立場 ── 給料・服・お古、そして日記 ── 参考文献 Our Servants, their duties to us and ours to them(1883) ── 本編の中心資料。「奥様が外出しているなら、侍女は起きて待ち、着替えを手伝う。ドレス、飾り、花、身につけていたもののすべてを丁寧にしまう」という決まり、夜8時から奥様の就寝までは侍女の自分の時間という記述、朝の仕事の順序(朝の紅茶、部屋を整える、入浴の用意、髪とドレス)、お古のドレスを与える慣習と、高価なものは譲らないという但し書き(The Edwardian Promenade「The Duties of a Lady's Maid」の転載を使用) https://www.edwardianpromenade.com/se... Isabella Beeton, Book of Household Management(1861) ── 絹のドレスに同じ色の柔らかい布を使うこと、繕いは洗う前に済ませること、髪結いが侍女の仕事の最も大切な部分であること、荷造りの心得、旅先で口数を慎むこと、旅先で主人の呼び鈴を覚えること、旅先での食事は家政婦長の部屋でとること、就寝前に暖炉の火を確かめ「自分が休む前に」と続く順序の確認(侍女の章の転載を使用) https://www.victorianlondon.org/publi... Cassell's Household Guide(1880年代ごろと推定) ── 「奥様の衣装のやりくりは、侍女の腕前を測る大きな試験である」という一文の確認(版の年は未確認) https://www.victorianlondon.org/casse... Auguste Schlüter, A Lady's Maid in Downing Street(1922、編者 Mabel Duncan) ── 第五章で紹介した日記。ドイツ出身の侍女Auguste Schlüterが、W. E. Gladstone(首相を務めた政治家)の家で書いた日記(1877〜1890年)。編者の序文にある、令嬢の婚約を「悲劇のように」受けとめたという記述と、結婚式の日の日記の1文。日記は毎日書かれたものではなく、編集されている。本編の準備では全文を通しては読めておらず、序文の引用は一部、要約を経由した確認にとどまる https://archive.org/stream/ladysmaidi... Wikipedia「Auguste Schlüter」 ── 日記の持ち主の経歴(ドイツ出身であること、結婚のあともその家で働き続けたこと) https://en.wikipedia.org/wiki/Auguste... Arthur H. Beavan, Imperial London(1901)所収の、社交界の婦人の1日の日記 ── 朝9時半の朝食、14人の晩餐、午前3時半の就寝、着替えが3回。もとは数年前の雑誌記事で、書き手は匿名。実在の誰かの記録かは未確認(The Edwardian Promenade「My Lady's Fashionable Day」の転載を使用) https://www.edwardianpromenade.com/ar... Laura Schwartz, "A Job Like Any Other? Feminist Responses and Challenges to Domestic Worker Organising in Edwardian Britain" ── 1911年に家事使用人組合の書記長Grace Nealが新聞に書いた、「いつでも呼び鈴に応じる用意」の引用の確認(侍女に限らない使用人全般の話。論文からの引用で、原文のページは未確認) https://wrap.warwick.ac.uk/id/eprint/... PBS/Channel 4『Manor House』(2002年英放送。1905年の屋敷を再現した番組)の解説ページ ── 第二章の「テレビ番組」で、侍女役への指示文(用事がなければ縫い物や繕いをしてよい)。第五章の「1905年の賃金表」(侍女£32、第二ハウスメイド£22)は、この再現番組が使った賃金表で、当時の屋敷の実際の記録そのものではない。背中で留めるドレスの構造の確認にも使用 https://www.pbs.org/manorhouse/edward... https://www.pbs.org/manorhouse/edward... https://www.pbs.org/manorhouse/edward... Tatton Park「Victorian information sheet」 ── 1896〜97年の設定での侍女の給料(年£20〜30)、制服ではなく流行の服を着たこと(この資料だけの記述) https://www.tattonpark.org.uk/pdf/vic... ASU Fashion Institute of Design & Merchandising Museum「Underpinnings c. 1900–1903」 ── 1900年ごろのコルセットなど下着の構造の確認 https://asufidmmuseum.asu.edu/learn/a... ── #歴史 #世界史 #歴史解説 #侍女 #レディーズメイド #ヴィクトリア朝 #イギリス #イギリス史 #使用人 #貴族 #ロンドン #1900年 #名もなき人々の歴史 #雑学