なぜ、「恩」を貰えば貰うほど不幸になるのか【心理学】
ヒトはなぜ
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なぜ、「恩」を貰えば貰うほど不幸になるのか【心理学】
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ヒトはなぜ
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友人から、また旅行のお土産をもらった。ありがたい。それは嘘ではない。だが、これが続くほど、少しずつしんどくなっていく。
お返しはどうしよう。この前ももらったばかりだ。さっきのありがとうは、軽すぎなかっただろうか。
感謝しなさい、と言われて育った。だが同時に、人に借りを作るな、とも言われる。もらうことは、得なのか。それとも、借金なのか。
1925年、人類学者マルセル・モースは世界中の社会の贈り物を調べ上げ、こう結論づけました。無償の贈り物は、どこにも存在しなかった。
どの社会でも、贈り物には「与える義務」「受け取る義務」「返す義務」の三つが同封されていた。そして返すまでのあいだ、受け取った側は渡した側より下に置かれる。
心理学では、感謝と負債感を別の感情として区別します。ある実験では、相手が見返りを期待しているほど、**負債感は増え、感謝はむしろ減っていました。**さらに、期待されていると感じた人ほど、将来その相手を助ける気持ちが下がっていた。
恩を着せるほど、返ってこなくなる。渡す側が一番望まない結果が、そこには出ていたのです。
今回は「なぜ、恩をもらうと苦しくなるのか」を、贈与論・公平理論・負債感の研究から解説します。
なぜ「ありがとう」を言っても軽くならないのか。そして、恩を軽く受け取れる人が何を持っているのかまで見ていきます。
【目次】
00:00 もらうのが上手な人と、苦しくなる人
00:57 無償の贈り物は、どこにも存在しなかった
02:12 感謝と負債感は、別の感情だった
03:40 なぜ、もらっただけで借りを感じるのか
04:20 苦しいのは、損している側だけではなかった
05:51 条件① 借りを閉じられる見込みがあるか
07:44 条件② 相手の意図が読めるか
08:32 「ありがとう」では、帳簿は閉じない
10:32 なぜ、断れないのか
11:46 やること① 大きさではなく、速さで返す
12:34 やること② 借用書の言葉を、受け取りの言葉に替える
※この動画は、贈り物をくれる相手を悪者にするものではありません。善意は本物のまま、負債を作るのは構造のほうだ、という話です。
※人からの好意を受け取ることに強い苦痛が続き、人付き合いそのものを避けるようになっている場合は、性格だけの問題と決めつけず、医療機関や専門家へご相談ください。
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