【住友商事】フィリピンがもう一度頼んだ日本の会社…マニラの電車を夜に直し、動かせる列車は7本から22本に
日本の工夫ものがたり
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【住友商事】フィリピンがもう一度頼んだ日本の会社…マニラの電車を夜に直し、動かせる列車は7本から22本に
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フィリピンの首都マニラで、渋滞の大通りエドサに沿って走る電車 MRT-3。この路線を1997〜2000年に一式でつくったのは、日本の住友商事と三菱重工です。
2012年に点検と修理の仕事から離れ、2018年には動かせる列車が少ない時で7本まで減った路線を、フィリピン政府はもう一度この2社に頼みました。毎日の電車を止めずに、終電から始発までの夜に直し、2022年には多い時で22本に。1971年の日本の調査団から、次にこの路線を任せる会社を選ぶ手続きまでをたどります。
▼チャプター
0:00 冒頭 マニラの電車をつくった、日本の住友商事と三菱重工
1:41 一 動き出すまでの争い(1971〜1999年)
5:16 二 少なかった乗客が、あふれるまで(1999〜2012年)
7:40 三 2012年10月、保守の交代
9:49 四 動ける列車は7本(2012〜2018年)
11:26 五 終電から始発まで(2018〜2022年)
15:09 六 続いていく契約(2023〜2025年)
17:29 七 次にこの路線を任せる会社(2025〜2026年)
▼この動画で扱う範囲と数字の基準
・車両は日本製ではなく、チェコ(当時チェコ・スロバキア)製です。日本の2社がつくったのは、線路・駅・信号・電気の設備・車両基地などの一式と、その点検と修理です。
・「1日平均で40万人近く」は、2025年の1日平均の利用者数(約38万8,000人、Philstar 2026年1月5日)によります。
・「動かせる列車は少ない時で7本(2018年)、多い時で22本(2022年)」は、フィリピン運輸省の説明(Philippine News Agency 2025年9月12日)によります。
・「2016年に乗っている人を全員降ろしたことが586回」は、フィリピン会計検査院の2016年度の監査(数え方により562〜586回)によります。
・「使える状態にあった車両は6割に届かなかった(2017年)」は、JICA の事業事前評価(2018年)の基準値 58.5% によります。
・円借款の「3回、合わせて約771億円」は、JICA の3つの借款契約(2018年11月 381.01億円、2023年 174.00億円、2026年3月 216.35億円)を足した額です。3回とも、日本の技術を使い、主な契約を日本の会社などが受け持つ条件(本邦技術活用条件)が付いています。
・2025年9月の延長(2027年まで)は「署名」の段階です。署名の際、運輸省は、正式に動き出すには両国の承認がまだ要ると説明しました。2026年10月時点で、承認が済んだという発表は確認できていません。
・次にこの路線の運転と点検・修理を任せる民間の会社を選ぶ入札は、2026年10月時点で準備中で、運輸省は2027年の半ばまでに決める見通しを示しています(BusinessMirror 2026年10月22日)。「日本の会社が少なくとも26社、関心を示した」は運輸省の2026年7月の発表によります。
・2012年の保守の交代は、運輸通信省・持ち主の会社(MRTC)・住友商事で言い分が分かれています。この動画では、どの言い分が正しいかを決めていません。
・本田正規さん(住友商事)・住友商事の社員の言葉は、住友商事の記事(Enriching+ 2025年5月13日)と動画によります。
▼主な出典
・フィリピン最高裁判所 Tatad v. Garcia, G.R. No. 114222(1995年4月6日)
・海外技術協力事業団『Urban Transport Study in Manila Metropolitan Area』(1973年9月)
・住友商事 発表(2019年1月8日)、Enriching+「社会問題化していた鉄道路線が復活!マニラで挑んだ、都市鉄道再生プロジェクトの全貌」(2025年5月13日)
・三菱重工業 発表(2022年3月24日、2023年5月31日)
・JICA 事業事前評価表「首都圏鉄道3号線改修事業」(2018年)と第2期・第3期の発表
・フィリピン財務省 発表(2018年11月8日)、フィリピン運輸省 MRT-3、フィリピン会計検査院
・Philippine News Agency、Philstar、Inquirer、GMA News、BusinessWorld、BusinessMirror、Manila Bulletin の報道(2000〜2026年)
▼映像・音声について
・映像はコードで描いたアニメーションです(一部は 3D で描いています)。実在の人物の顔は描いていません。名前のない人物は架空のキャラクターです。
・会社のロゴやマーク、車両の塗装の文字は使っていません。国を分かりやすくするため、国旗は使っています。
・ナレーションは合成音声(Gemini TTS)です。
・写真(いずれもパブリックドメイン):
・1968年のエドサ(Balintawak 立体交差、空から):Wikimedia Commons「File:Balintawak Interchange in 1968.png」(PD-Philippines-1972) https://commons.wikimedia.org/wiki/Fi...
・2007年 Shaw Boulevard 駅を出る MRT-3:Wikimedia Commons「File:MRT-3 Train Shaw Boulevard 1.jpg」(撮影 Exec8、パブリックドメイン。看板の部分を切り取り) https://commons.wikimedia.org/wiki/Fi...
・2009年 Araneta Center-Cubao 駅に入る MRT-3:Wikimedia Commons「File:MRT-3 Train Araneta Center Cubao 1.jpg」(撮影 Icqgirl、パブリックドメイン。一部を切り取り、看板の人物をぼかし) https://commons.wikimedia.org/wiki/Fi...
音楽:BGMer https://bgmer.net