【ゆっくり解説】「悪魔」と呼ばれた知性を、本人は一度も悪魔と書かなかった【ラプラスの悪魔】
もしも劇場
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【ゆっくり解説】「悪魔」と呼ばれた知性を、本人は一度も悪魔と書かなかった【ラプラスの悪魔】
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「サイコロの出目は、結局は運でしょ」——
いや、運じゃない。指が押した力、角度、机の傾き、空気。それが全部分かっていれば、止まる面は一つに決まる。
二百年前に、同じことを言った男がいます。フランスの数学者、ラプラス。
その人が書いた「全部を知っている何か」には、後の世で「悪魔」というあだ名が付きました。
ところが、本人は一度も「悪魔」なんて書いていません。
さらに、その話が載っているのは確率についての本の、いちばん前。
未来を全部見通す知性の話が、なぜそんな所にあるのか。
そして本人は、その知性を書いた直後の一文で、人間はそこから「常に無限に遠いところにとどまるだろう」と書いています。
出目が決まっているのに当てられなかったのは、どちら側の話なのか。
最後まで通しで話します。
00:00 サイコロは運か
00:46 出目を決める四つ
01:40 二百年前の男
02:15 片づける三つの謎
02:32 一.二百年前の同じ話
03:36 二.誰が悪魔と呼んだのか
04:25 三.その次の一文
05:43 四.なぜ確率の本のいちばん前にあるのか
07:29 悪魔の役目
08:06 量子力学の話ではない
08:48 見えないのは、世界のせいとは限らない
――― 出典 ―――
Pierre-Simon Laplace『確率の哲学的試論』(Essai philosophique sur les probabilités, 1814)序論 p.4 / 第一章 p.7
全文(archive.org・第6版スキャン): https://archive.org/stream/essaiphilo...
#ゆっくり解説 #思考実験 #哲学