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「うつ病で人に会いたくない理由3つ」を精神科医が解説します。

こころ診療所チャンネル【精神科医が心療内科・精神科を解説】

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「うつ病で人に会いたくない理由3つ」を精神科医が解説します。

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「うつ病で人に会いたくない理由3つ」を精神科医が徹底解説。 #精神科 #うつ病 #人に会いたくない 0:05 (1)はじめに 0:25 (2)うつ病で人に会いたくない 2:20 (3) うつ病で人に会いたくない理由3つ 2:29 ①会う気力がわかない 4:15 ②会うことへの不安 5:59 ③会話がしんどい 7:53 (4)うつ病で人に会いたくない時の対策 9:51 (5)まとめ うつ病ではしばしば「人に会いたくない」状態になり、結果孤立することがあり注意が必要です。その理由は、意欲低下・不安・脳機能の不調など様々なものが複合します。 「うつ病で人に会いたくない理由3つ」について、精神科医が12分で回答しています。 出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長) こころ診療所吉祥寺駅前 https://kokoro-kichijoji.com 府中こころ診療所 https://fuchu-kokoro.com 府中カウンセリングルーム(提携カウンセリングルーム)https://fuchu-counseling.com チャンネル登録お願いします    / こころ診療所チャンネル   ↓詳しい内容はこちらです。 (1)はじめに うつ病になると、人に会うのが嫌になってくることがあります。実際、うつ病ではしばしば人を避けるようになり、それが孤立や悪循環の原因になります。背景にあるのは、うつ病のさまざまな症状です。では、うつ病で人に会いたくなくなる理由とは何でしょうか。今回は、その主な理由を3つ取り上げ、あわせて会いたくないときにどう対処すればよいかも見ていきます。 (2)うつ病で人に会いたくない うつ病は、落ち込みを生み出す脳の不調です。つらい出来事への反応というだけでなく、脳のレベルで不調が起きている状態を指します。落ち込み以外にもさまざまな症状が出て、生活や仕事に広く影響します。人を避けて孤立してしまうのも、その影響の一つです。 主な症状は大きく3つに分けられます。まず心の症状で、落ち込みや不安、やる気が出ないといったものです。次に体の症状で、吐き気やめまいなどの自律神経症状、だるさ、疲れやすさが出てきます。そして脳機能の不調で、判断力や思考力が本調子でなくなり、「頭が回らない」と自覚します。 こうした症状を背景に人に会いたくなくなり、結果として人を避けることが少なくありません。すると人との関わりが減って、どうしても孤立しやすくなります。一人でいれば休める面はあるのですが、同じことを一人で考えすぎてしまい、かえって調子を崩すこともあります。孤立が深まり、考えすぎも深まるという悪循環に至りやすいのです。そのため、なぜ会いたくなくなるのかを知っておくことには意味があります。 (3)うつ病で人に会いたくない理由3つ ①会う気力がわかない 理由の1つ目は、会う気力がわかないことです。うつ病では意欲や興味が低下し、人に会うこと自体が億劫になります。 まず意欲の低下です。やる気が出なくなる症状はうつ病でよく見られ、日常のことも含めて動くこと全般が億劫になります。人に会うとなれば、身支度をして出かけ、相手に合わせて話をすることになります。意欲が落ちている中ではその負担が大きく、どうしても避けるようになります。 興味の減退もしばしば目立ちます。以前は好きだった趣味も含め、物事全般に興味が持てなくなり、人に会うことにも気持ちが向きません。 さらに、楽しむ力も落ちます。専門的には「アンヘドニア」と言いますが、前は楽しめたことがつまらなく感じられ、ただ億劫になってしまいます。人に会うことも例外ではなく、楽しいどころかつらいものになります。 ②会うことへの不安 理由の2つ目は、会うことへの不安です。うつ病による自責や自己否定が影響して対人不安が強まり、人を避けるようになります。 うつ病では、自分を責めすぎる「自責」や、自分を否定する「自己否定」が目立つことがあります。自分で自分を否定している状態だと、周りからも否定されるのではないかと強く予想してしまいます。実際に何か言われたわけではなくても、否定されると思えば、そもそも会いたくなくなります。 罪悪感も関係します。周りに迷惑をかけているという感覚が続き、その申し訳なさから人に会いづらくなります。顔を合わせること自体が、相手の負担になるように感じてしまうのです。 また、うつ病では落ち込みのほかに不安そのものも強まります。「話してもうまくいかないのではないか」といった失敗への不安が考えを支配し、会うこと自体がつらくなって避けることにつながります。 ③会話がしんどい 理由の3つ目は、会話がしんどいことです。不調があると会話についていきにくく、負担が大きくて疲弊してしまいます。 うつ病では、考える、判断するといった脳機能が不調になります。そのため会話になかなかついていけず、適切な発言ができないことが目立ちます。話の流れから取り残されたように感じることもあります。無理をして参加することもできなくはありませんが、かなりの負担になります。 過敏さも影響します。余裕がなくなると、相手の様子やしゃべり方一つまで気になってしまいます。気になることが多い中で無理もするので、会話が大きなストレスになります。 そして疲れやすさです。同じことをしてもすぐ疲れてしまう状態で、脳機能の不調を抱えながら会話をするわけですから、強く消耗します。楽しめないうえに疲れだけが残り、その疲れが病状の悪化につながることもあります。 (4)うつ病で人に会いたくない時の対策 対策の1つ目は、無理して会わないことです。調子が悪いのに無理をして会うと、疲れもストレスもたまって病状が悪くなります。特に、話すと巻き込まれてつらくなる相手、消耗する相手は避けるのが現実的です。一方で、まったく会わないと孤立の原因になります。会う相手や時間を絞りつつ、必要な関わりは最小限維持する、というのが落としどころです。 2つ目は、考えすぎずに休養することです。人に会わずにいても、一人でぐるぐる考えてしまうとそれがストレスになり、逆効果です。会わない代わりにしっかり休み、少しずつでも改善を図ります。休もうとしても考えすぎてしまうときは、負担の少ない別のことをして、そこから抜け出すことを試みます。 3つ目は、受診と治療の検討です。無理せず休むようにしていても、悪くなることはあります。自己対処で難しい場合は、一人で抱え込まず、早めに受診して改善を図りましょう。診断がつけば、うつ病であれば薬や休養といった治療の方針が決まり、それを実践していくことになります。 (5)まとめ うつ病では、症状のために人に会いたくなくなることがよくあります。主な理由は、会う気力がわかない、会うことへの不安、会話がしんどい、の3つです。意欲が大きく落ちて会う気力が出ず、会うことに強い不安を感じ、脳機能の不調などから会話が大きな負担になります。 人に会いたくないのは、怠けや性格の問題ではなく、うつ病の症状から来ているものです。こうした状態のときは、無理して会わず、考えすぎずにしっかり休むことが大事です。それでも厳しければ、早めに受診して治療を進めていきましょう。 こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station) 府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887) こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル6階、☎0422-26-5695) #うつ  #精神科医  【監修者】 医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎 精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医) 2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。