なぜ病院が増えても病人は減らないのか?〔生態学×社会心理学〕
知と皮と肉
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なぜ病院が増えても病人は減らないのか?〔生態学×社会心理学〕
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知と皮と肉
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明日の朝、あなたの体に、どんな小さな異変も見逃さないセンサーが埋め込まれたとしよう。
1か月後、あなたは5つの病名を持ち、3つの薬を飲んでいる。体は、何ひとつ変わっていないのに。
なぜ病院が増えても、病人は減らないのか。
火を消し続けた森が、なぜ手のつけられない大火事を招いたのか。検診を広げた国で、なぜ診断だけが15倍に増えたのか。「高血圧」と告げられただけで、なぜ人は仕事を休みはじめるのか。
「生態学」と「心理学」の2つの側から、このカラクリを剥がしていきます。
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▼目次
0:00 プロローグ
2:50 第1章 火を消し続けた森
6:56 第2章 体の中の小さな火
9:21 第3章 ものさしが細かくなると
12:36 第4章 名前が体に届くとき
16:20 第5章 お客様になった体
20:01 第6章 鉢植えに水をやる手
24:05 第7章 消すべき火
27:27 エピローグ 手放していい火、手放してはいけない火
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▼参考にした研究・文献
・OECD Health Statistics(病床数・CT/MRIの台数)
・アメリカ北西部の大山火事(1910)と、米国森林局の「午前10時ルール」(1935)
・イエローストーン国立公園の大火災(1988)
・C. S. Holling (1973) 生態系のレジリエンスと安定性
・Richard Asher (1947) "The Dangers of Going to Bed"
・Covinsky, Pierluissi & Johnston (2011) 入院にともなう生活機能の低下
・Ahn, Kim & Welch (2014) 韓国の甲状腺がん検診と過剰診断
・H. Gilbert Welch ほか『Overdiagnosed』(2011)
・Langer & Abelson (1974) "A Patient by Any Other Name"
・Haynes, Sackett ほか (1978) 高血圧と告げられたことと欠勤
・Wood, Howard ほか (2020) スタチンと偽薬を月ごとに入れ替えた試験(SAMSON)
・タルコット・パーソンズ『社会体系論』(1951) 病人役割
・Sugiyama ほか (2014) スタチン服用者の食事と体重の変化
・イヴァン・イリイチ『脱病院化社会』(1975)
・Langer & Rodin (1976)/Rodin & Langer (1977) 老人ホームの鉢植えの実験
・Seligman & Maier (1967) 学習性無力感
・Maier & Seligman (2016) 学習性無力感の再検討
・プラトン『パイドロス』 文字の発明とタムス王の話
・Dahmani & Bohbot (2020) GPSの使用と空間記憶
・イヴァン・イリイチ『コンヴィヴィアリティのための道具』(1973)
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▼チャンネルについて
「知と皮と肉」は、学問と学問の“間”から、社会や心のふしぎを読み解くチャンネルです。
生き物としての「からだ」を出発点に、身近な違和感の裏側をのぞいていきます。
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