【心理学】老後のお金を「使えない人」ほど不安が消えない|貯めた人が知らない5つの心の仕組み
おもち先生の人生後半心理学
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【心理学】老後のお金を「使えない人」ほど不安が消えない|貯めた人が知らない5つの心の仕組み
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貯金はあるのに、使えない。使わないのに、不安は減らない。
国の調査では、貯金が2,000万〜3,000万円ある人でも、約4割が「足りない」と答えています。
貯金が増えても安心できない理由を、研究で分かった5つの心の仕組みからお話しします。
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【目次】
0:00 オープニング
1:11 「退職貯蓄パズル」とは
1:51 第5位 「老後用」という名札
3:56 第4位 減っていく数字の痛み
6:04 第3位 「子どもに迷惑をかけたくない」
8:41 第2位 断った誘いは、あとまで心に残る
11:33 第1位 貯金が増えても安心できない理由
14:45 よくいただく質問
16:33 まとめ・今夜やってみてほしいこと
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【この動画でわかること】
■ はじめに
・日本でも、高齢の世帯は理屈で考えるよりゆっくりしか貯金を使わない、という研究が多くあります(財務総合政策研究所のまとめ)
・60歳以上の約6割(61.2%)は、暮らしのために貯金を下ろすことがある(内閣府 令和6年度調査)
■ 第5位 「老後用」という名札
・人はお金に心の中で名札をつけ、別々の財布のように扱う(行動経済学の「心の会計」)
・アメリカの退職者の研究:年金のように毎月入るお金は約8割が使われ、貯金は無理なく使える額の半分ほど(関係を見た調査です)
・やってみること:「このお金は何のためか」を紙に書き出し、「楽しみ」の行があるか見てみる
■ 第4位 減っていく数字の痛み
・同じ金額なら、増える喜びより減る痛みのほうを強く感じやすい(どのくらい強いかは研究によって差があります)
・先に払っておいた楽しみは、使うときに「タダ」のように感じやすい、という考え方
・番組からの提案:楽しみの分は先に払っておく
■ 第3位 「子どもに迷惑をかけたくない」
・70代の二人以上の世帯がお金を持つ目的:「老後の生活資金」71.3%、「遺産として子や孫に残す」13.6%(金融経済教育推進機構 2025年)
・同じ調査の別の質問:子どもに残したい 34.2%、子どもはいても自分の人生を楽しむために使い切りたい 23.2%
・使える一言:「少しは、自分の楽しみにも使うね」
■ 第2位 断った誘いは、あとまで心に残る
・長い目で見ると「やらなかったこと」の後悔が残りやすいという研究(最近の再調査では、人生全体で見た差ははっきりしませんでした)
・65歳以上で血圧が高めの方73人の北米の実験:人のためにお金を使ったグループのほうが、その後の血圧が低かった(小さな実験で、薬の代わりではありません)
・やってみること:次に誘われたら、すぐに断らず、ひと晩おいてみる
■ 第1位 貯金が増えても安心できない理由
・60歳以上で貯金が「足りない」57.1%。2,000万〜3,000万円ある人でも41.8%(内閣府 令和6年度調査)
・金融資産3,000万円以上の世帯でも51.4%が老後を心配(金融経済教育推進機構 2025年、20代〜70代の二人以上の世帯)
・先が読めないこと自体がストレスになりやすい、という実験(イギリス、若い人45人)
・お金を「毎日使うお金」「近いうちに使う予定のお金」「当面使わないお金」の3つに分ける考え方(金融経済教育推進機構)
【相談先】
・お金のことで困ったとき:お住まいの市区町村の相談窓口
・「必ずもうかる」などの勧誘や契約でおかしいと感じたとき:消費者ホットライン「188」
一人で抱え込まないでください。
【今夜やってみてほしいこと】
封筒を1枚用意して、「楽しみ用」と書いてみてください。中身は千円でも構いません。
※この動画は一般的な情報提供を目的としたもので、投資・資産運用などの個別の助言ではありません。具体的なお金の計画は、ご家族や専門家と相談しながら考えてください。
※動画に登場する文代さん・春江さん・拓也さんのお話は例えです。
※数字は平均や割合で、人によって差があります。
※金融経済教育推進機構の調査は、二人以上の世帯が対象です。
※紹介した研究の一部はアメリカなど海外で行われたもので、日本の方にそのまま当てはまるとは限りません。
【参考にした研究・資料】
・金融経済教育推進機構(J-FLEC)(2025)家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]2025年
・金融経済教育推進機構(J-FLEC)社会人として知っておきたいお金の話(2025年5月版)「お金を3つに整理する」
・内閣府(2025)令和6年度 高齢社会対策総合調査(高齢者の経済生活に関する調査)
・濱秋純哉(2026)退職貯蓄パズルのサーベイ―遺産動機と予備的貯蓄の日米比較― 財務総合政策研究所『フィナンシャル・レビュー』163号
・Thaler RH (1999) Journal of Behavioral Decision Making 12(3): 183–206
・Shefrin HM, Thaler RH (1988) Economic Inquiry 26(4): 609–643
・Blanchett D, Finke M (2025) Financial Planning Review 8(3): e70010
・Kahneman D, Tversky A (1979) Econometrica 47(2): 263–292
・Walasek L, Mullett TL, Stewart N (2024) Journal of Economic Psychology 103: 102740
・Prelec D, Loewenstein G (1998) Marketing Science 17(1): 4–28
・Gilovich T, Medvec VH (1995) Psychological Review 102(2): 379–395
・Richardson J, Gilovich T (2023) Royal Society Open Science 10: 221574
・Whillans AV, et al. (2016) Health Psychology 35(6): 574–583
・de Berker AO, et al. (2016) Nature Communications 7: 10996
#心理学 #老後のお金 #人生後半